相手のすてきなところを自然に伝えられる文化に。「みんなのすてき活動」

すてき活動のサムネイル

こんにちは。ライターの塩原です。

はたらクリエイトでは、スタッフの魅力や長所を言語化・可視化する取り組みとして、2021年8月に「みんなのすてき」という活動をスタートしました。

今回は、みんなのすてき活動のきっかけや内容についてご紹介します。

「みんなのすてき」とは

「みんなのすてき」とは、相手の「すてきなところ」を記入した付箋(葉)を渡し、各オフィスの壁に掲示してある「すて木(木のイラスト)」に貼っていく活動です。

4月に開始した「ユニット活動」の一環としてスタートし、まずは、担当する部門ごとに構成された16のユニット(A~P)のメンバーで付箋(葉)を贈りあっています。

上田のすて木
佐久のすて木

みんなのすてき活動が生まれた背景

はじめに、みんなのすてき活動が生まれた理由をご紹介します。

ポジティブな内容も伝えあいたい

私たちの会社にはさまざまな制度や取り組みがあり、悩みや困りごとを声に出したり、相談したりできる環境があります。

そのような中で、次第に「ネガティブな事柄だけでなく、ポジティブな内容も伝えたい」「メンバーのすてきなところや尊敬しているところをもっと伝えあうことができる場所をつくりたい」という声も聞かれるように。スタッフの声を反映して、この活動が生まれました。

スタッフのすてきなところをみんなで共有したい

もともと私たちの会社には、会社のMISSION・VISION・VALUEを体現しているスタッフに「ありがとう」を送る「はたクリPON!」という制度があります。

はたクリPON!は専用フォームからいつでも送ることができ、メッセージはチャットツールを通じて個別に届けられます。

2019年9月からスタートしたこの取り組みを通じて、ありがとうを伝える文化が広がり、社内の雰囲気がより温かく、よりまろやかになったと感じています。

「みんなのすてき活動」と「はたクリPON!」の一番の違いは、”メッセージを共有する範囲”です。はたクリPON!はメッセージ内容を受け取った本人しか見ることができませんが、すてき活動は他のスタッフやオフィスにお越しいただいたお客様も見ることができます。

「スタッフのすてきなところをみんなで共有することで、それぞれのスタッフの魅力をわかちあいたい。すてきな面をたくさん発見したい」ーーすてき活動には、そんな想いも込められています。

みんなのすてき活動の内容

みんなのすてき活動の内容をご紹介します。

活動の流れ

みんなすてき活動の流れは次の通りです。

1.スタッフのすてきなところを付箋(葉)に記入する
2.すてきポイントを伝えたい相手に付箋(葉)を渡す
3.付箋(葉)を渡された相手が「すて木」に付箋(葉)を貼る
付箋を送り合う風景
付箋を貼る様子

付箋(葉)のやり取りでは、贈呈式をしたり内容を読み上げながら渡したりと、心温まる光景がオフィスに広がっています。はにかんだ笑顔で付箋を交換しあう姿が印象的でした。

なお、はたらクリエイトは長野県の上田市と佐久市にオフィスがあるため、拠点をまたいで付箋を渡す場合は、各拠点に設置されたポスト利用しています。

すてきポスト

ルール

みんなのすてき活動には、2つのルールがあります。

1つめは、付箋に「相手の名前」「すてきポイント」「自分の名前」の3つを必ず書くこと。2つめは、すてきポイントを具体的に伝えることです。

実際の付箋の一部をご紹介します。

付箋1
付箋2
付箋3

「すて木」にはメンバーの関係性ややり取りが思い浮かぶような、温かいメッセージがたくさん貼られています。

現在の「すて木」の様子

上田オフィスに掲示されている「すてき木」の、現在の様子です。

すて木

最初は寂しかった「すて木」も、付箋(葉)が増えて大分にぎやかになりました。

これからさらに緑豊かになっていくのが楽しみです。

今後取り組みたいこと

今後すてき活動で取り組みたいと考えていることをお話しします。

「すてき(木)の日」を制定する

スタート当初はユニットのメンバーに付箋(葉)を渡していました。今後は、全メンバーを対象に付箋(葉)を渡せるようになります。

「毎月〇日はすてきの日」のように、スタッフが覚えやすく、付箋(葉)を渡しやすくなるような仕組みを模索しています。

「すて木」の様子や付箋の内容を紹介する

各オフィスの壁に掲示されている「すて木」の様子が、フルリモートメンバーや異なる拠点にいるスタッフには伝わりづらいという課題もあります。

今後はチャットツールや社内ポータルを使用して各拠点の「すて木」の様子やユニットのすてき付箋を紹介し、それぞれの木をみんなで見守っていける体制を整えていきます。

スタッフの声

みんなのすてき活動を行った感想をスタッフに聞きました。

・普段思っていることを相手に伝えることができてよかったです。内容を見て喜んでもらえて、こちらも嬉しい気持ちになれました。(Sさん)

・普段自分が意識していないことを「すてき」と言ってもらえることで、新たな発見につながりました。これからも頑張ろうという気持ちになることができた、とても良い機会でした。(Uさん)

・最初は渡すことにも受け取ることにも気恥ずかしさがありましたが、やり取りを繰り返すうちにそれが自然になっていきました。今後も感謝の気持ちをきちんと伝えていきたいなと思いました。(Hさん)

活動を行う中で、ユニットメンバー同士の距離がまた一段と近くなった印象を受けました。「他のユニットの人に付箋を渡すのも楽しみ」という声もあり、社内の雰囲気がより明るくなったように感じます。

より大きく、より豊かに。みんなで「すて木」を育てます

みんなのすてき活動を通じて、「この人はみんなから〇〇と言われているなぁ」とスタッフの長所を改めて認識したり、「この人にはこんな魅力もあったんだ」と今まで気づいていなかった面に触れたりすることができました。

スタッフそれぞれにすてきなところがあることはもちろんですが、「すてきなところを見つけることもすごい」と感じています。

相手のすてきな部分を自然に伝えられる職場環境を目指し、今後もスタッフ全員で「すて木」を大きく育てていきます。

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