トリセツからコンパスシートへ。変化を楽しむ「羅針盤(コンパス)」を持とう!

こんにちは、ライターの八木です。はたらクリエイトでは、自分自身の理解を深めながら、いかし補い合う関係性をつくるために、メンバー一人ひとりの強みや価値観を可視化した「私の取扱説明書(通称:トリセツ)」を作成し、オフィスに掲示する取り組みを行ってきました。その「トリセツ」が「コンパスシート」へバージョンアップ。今回はコンパスシートの内容やバージョンアップに至った経緯をご紹介します。

コンパスシートとは

コンパスシートとは、一人ひとりの「ビジョン(方向)」「エンジン(原動力)」「ストレングス(資質)」などの項目を1枚にまとめたもので、6つの枠組みから成り立っています。

コンパスシート

これまでは、「取扱説明書(トリセツ)」と呼んでいましたが、はたらクリエイトのミッションとより結びつけるために、それぞれの項目に意味合いを持たせ、呼び方を変更しました。

バージョンアップに込めた願い

今回のバージョンアップでは、『はたクリコンパス』という言葉を定義しました。

コンパスシートの要素

はたらく上で目指したい姿や大事にしたい価値観は、一人ひとりが積み重ねた経験や、そのときの役割によっても変化します。「環境やライフステージの変化の中で、それぞれ立ち戻れる『羅針盤(コンパス)』を持って、クリエイトしながら仕事を楽しんでほしい」という願いを込めて、『はたクリコンパス』と名付けました。

今回新たに追加した「価値観」は、仕事でもプライベートでも、自分を突き動かす「エンジン(熱量)」になるため、より自分自身や相手の理解も深まるのではと、バージョンアップに至りました。「ビジョン」は以前から記載していましたが、これらの『はたクリコンパス』をもとにすることで、より一人ひとりの思いが詰まった内容に進化しています。

コンパスシートの内容

コンパスシートの内容について詳しくご紹介します。

コンパスシートの例

①BE

その人の「あり方(Being)」を表す「BEの肩書き」を記載しています。「BEの肩書き」とは、「私ってこんな人」を表現する肩書きのことで、メンバーの人柄が表されています。

②DO

担当案件やプロジェクト、部活動など、はたクリで取り組んでいること(Doing)について記載しています。案件や社内の取り組みが多岐に渡るはたらクリエイト。どのような案件や取り組みに携わっているかを記載することで、交流しやすくなります。

③エンジン

エンジンは、今回のバージョンアップで新たに追加した項目のひとつです。自分が大事にしている価値観を5つ選び、記載しています。

自分を突き動かす原動力は普段なかなか表に出すことはないですが、改めて口にすることで、自分はどのようなときに熱くなれるのかに気づきます。仕事への向き合い方を知るための大事な要素にもなっています。

エンジン

④ストレングス

トリセツに引き続き、コンパスシートでも「ストレングスファインダー」の結果上位5つを記載しています。

⑤すてき!

「すてき!」では、まわりのメンバーが感じたその人の良いところを記載しています。自分では気づきにくいポイントをフィードバックしてもらうことで、自身のさらなる強みや魅力の発見につながっています。

⑥ビジョン

エンジンやストレングス、まわりからのフィードバックをふまえて、自分がありたい姿や進みたい方向性を、思い思いに表現しています。

実際のコンパスシート

メンバーが作成した実際のコンパスシートをご紹介します。

コンパスシート1
コンパスシート3

作成したコンパスシートは上田・佐久オフィスそれぞれの拠点で、これまで作成してきたトリセツの上に重ねて掲示しています。部門ごとにまとめて掲示しているので、どのメンバーがどのような業務に携わっているかもわかりやすく、視察にお越しいただいたお客様のほか、メンバーがコンパスシートを眺めている姿も見られます。

佐久オフィス

またコンパスシートは、2022年6月から始まった「コンパス活動」でも活用しています。自身の「はたクリコンパス」に向かって一歩踏み出せているか、見つめ直すためのツールのひとつにもなっています。(「コンパス活動」については、改めてご紹介します)

まとめ

コンパスシートにバージョンアップしたことで、メンバー一人ひとりの「ありたい姿」「大事にしたいこと」が言語化されました。迷いや悩みが生じた時に立ち返ったり、目指したい姿に向かって進むための「指針」として、またメンバー同士の理解を深めるツールとしても役立っています。今後もコンパスシートを通して、一人ひとりが「はたらくをクリエイト」し続けていきます。

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