自分たちのサービスをもっと”自分ごと”に。BEの肩書き&サービスコンセプトワークショップを実施

こんにちは。【たまに迷子になる 舞台監督】の高木です。
(こちらの肩書きについては後ほど解説します!)

高木 奈津子|たかぎ なつこ
長野県上田市で株式会社はたらクリエイトを設立。取締役COO、キャリアコンサルタント。出産・介護・パートナーの転勤等を理由に、仕事にブランクがある約100人の女性を雇用し、キャリア再構築の仕組みづくり・組織開発に取り組む。共に創る / 補い活かし合う / リモートチーム / 仕事を楽しむ人を増やす
Twitter:@hatakuri_takagi



はたらクリエイトでは先日、全スタッフを対象にワークショップを実施しました。

ワークショップの様子
<ワークショップのテーマ>
(1)それぞれの「BEの肩書き」を決めよう!
(2)私たちが運営する「リモートチームサービスbanso.(旧hatakuri.)」のサービスコンセプトを決めよう!

今回は、普段の業務や入社時期が異なる6人ずつのグループに分かれて開催。「具体的にどんなことをしたのか」「なぜやったのか」「その結果どんな気付きがあったのか」について、ご紹介します。

ワーク(1)それぞれの「BEの肩書き」を決めよう!

まずは、それぞれの「BEの肩書き」を決めるワークショップを実施しました。

「BEの肩書き」とは

「BEの肩書き」は、一言でいうと「私ってこんな人」を表現する肩書きのこと。私たちが普段使っている肩書き(ライター、ディレクター 等)を「DO(やっていること)の肩書き」として、あえて区別したのが「BE(ありかた)の肩書き」です。

BEの肩書きのイメージ

ちなみに高木の場合は、こんな感じです。

高木のBEの肩書き

<高木のBEの肩書きの由来>
ビジョンを体現する舞台(場)を作ることが好き。その舞台で誰かが輝き、その輝きが連鎖すると嬉しい。こだわりが強いが、舞台が暗くなると「この先どうすれば…」と迷子になる。(路上でもよく迷子になる)

「BEの肩書き」は、兼松佳宏さんの著書やnoteを参考にさせていただいています。
興味のある方はぜひご覧ください!(兼松さん、ありがとうございました!)
▼参考
・「beの肩書き」が本になりました!

 

グループインタビューで「その人らしさ」を掘り下げる

それぞれの「BEの肩書き」を考えるために、まずは3人組になってインタビューをし合いました。

<インタビューの流れ>
(1)話し手/聞き手/書き手を決定
(2)インタビュー実施【5分間】
(3)聞き手/書き手から見た「話し手さんはこんな人」を共有【2分間】
※役割をローテーションして3回実施
インタビューの様子

インタビュー用紙をもとに、1人ずつの「普段幸せを感じる瞬間」や「自分では当たり前でも他の人から『すごいね』と言われること」「今後のキャリアでやってみたいこと」などを深掘りします。

インタビュー用紙

 

みんなで「BEの肩書き」を決め合う

インタビューの内容や、これまでに行った「食べ物自己紹介」「キャリア・アンカー」「ストレングスファインダー」なども参考に、それぞれの「BEの肩書き」を決め合いました。その一部をご紹介します。

BEの肩書きの一部

また普段から意識し合えるように、それぞれのネームホルダーにも「BEの肩書き」を書き加えています。

ワーク(2)私たちが運営する「リモートチームサービスbanso.(旧hatakuri.)」のサービスコンセプトを決めよう!

次に、6人揃って「サービスを運営する上で大事にしたい3つのこと」をテーマに話し合いを行いました。

BEの肩書きをもとにチーム内で役割を決める

先に決めた「BEの肩書き」をもとに、ワークを進めるための役割分担を決めます。「BEの肩書き」をお互いに理解し合うことで、役割も決めやすくなったようです。

<ワークショップの役割例>
①スケジュール設定
②ワークの進行
③タイムキーパー
④盛り上げ役
⑤書記
⑥発表

 

全体会で発表し、最後は投票で決定

月に一度開催する全体会で、グループごとに発表を行いました。
グループメンバー全員の「BEの肩書き」を紹介した後に、「サービスで大事にしたい3つのこと」と「その理由」をそれぞれの言葉で伝えます。

全体会での発表の様子

最後にスタッフ投票を行い、banso.(旧hatakuri.)のサービスコンセプトが決定しました!

「共に成長するチームをつくろう。」
~わたしたちがチームとして大事にする3つのこと~
①共に”その先”を目指します
②期待をちょっと超え続けます
③”人と人”で仕事をします

 

今回のゴールはスタッフ全員が「banso.(旧hatakuri.)を自分ごとにすること」

2017年8月に事業を開始してから、約2年。従業員数は託児スタッフや育休者も含めて100人近くになり、おかげさまで色々なお仕事をいただけるようになりました。
この2年間は、とにかく「成り立たせること」に必死で、お客さんのビジョンやサービスに伴走させていただくことが何より有難く、「求められることに着実に応えていくこと」の優先順位が高かったように思います。

しかし、これからは「もっとスタッフ一人ひとりが、より”自分ごと”として『はたらくをクリエイトし仕事を楽しむ』状態を目指したい。それが集結することで、より強いチームを作っていきたい」と考えています。

そのため、今回のワークショップでは、その第一ステップとして、

  • 一人ひとりの「あり方」に目を向けること
  • 「あり方」と紐づけて、サービスを「自分ごと」として捉えること

を目的に行いました。

決してワークショップだけで完結するものではないのですが、これをきっかけに一歩でも前進できていればいいなと思います。

今回のワークショップをやってみて…

今回のワークショップは、主に私と代表の井上で運営してきましたが、最近スタッフが増えたことで一人ひとりと密にコミュニケーションを取る機会が取りづらくなっていたので、個人的にもとても良い機会になりました。
スタッフそれぞれの肩書きを一緒に考えていくことで、個々のスタッフへの「愛情」がより深くなった気がします。
今回読んでくださったみなさんも、機会があれば試してみてはいかがでしょうか。

なお、今回決めたそれぞれの「BE肩書き」や「サービスコンセプト」は、HP内の「メンバーページ」よりご覧いただけます。

HP内のメンバーページ

banso.(旧hatakuri.)を運営する「株式会社はたらクリエイト」の詳細は、こちらのアニュアルレポートをご覧ください。

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ライタープロフィール

取締役CCO たまに迷子になる舞台監督

高木 奈津子
株式会社はたらクリエイト取締役COO /株式会社ten-to. 代表【2021年6月~】 新卒で東証一部の人材総合会社に入社し、求人広告の法人営業や、就職フェアの企画・運営を経験。2015年に長野県上田市に移住し、株式会社はたらクリエイトを起業。 個々が本来持つ力を引き出し、いかしあう組織づくりと制度設計、事業開発を行っている。