他人に目標をたててもらうワークショップ「タニモク」を実施!内容や参加スタッフの声

こんにちは!ライターの斎藤です。
2020年12月17日、はたらクリエイトでは、他人に目標をたててもらうワークショップ「タニモク」をオンラインにて実施しました。今回は、「タニモク」を実施したきっかけや当日の内容、実際に参加したスタッフの声などをご紹介します。
「タニモク」とは
「タニモク」とは、パーソルキャリア株式会社が提案する利害関係のない他人同士が3人から4人のグループを組み、互いの目標をたてあうワークショップ。他人から目標のアイデアをもらうことで自分の発想になかった選択肢が見つかり、新しい目線やユーモアな切り口を得られることが特徴です。
メンバー同士の関係性構築や目標設定のために、企業や学校・個人のコミュニティなど、さまざまな場面で活用されています。
「タニモク」ワークショップを実施したきっかけ
はたらクリエイトで「タニモク」を実施するまでの流れをご紹介します。
「タニモク」のnote記事作成に関するご依頼があった
クライアントであるパーソルキャリア様から、「タニモク」に関するnote記事作成のご依頼があったことがきっかけです。「タニモク」の創設者である三石原士さんとのミーティングの際に、社内の「タニモク」チームから「記事作成前にまず深く理解したいので、ぜひ体験してみたい。社内メンバーが抱えるモヤモヤを解消するためにも、ぜひ実施をお願いしたい」とお伝えしたところ、はたらクリエイトでもオンライン開催で実施していただけることになりました。
目標管理同好会の活動の一環として実施した
「目標管理同好会」とは、自分の決めた目標を達成するために、計画や時間管理、振り返りを行なっている有志の活動です。プライベートや仕事など、それぞれの目標に向かって前進することを目指しており、月に1回のペースでワークショップなどの活動に取り組んでいます。
「他人から目標のアイデアをもらい視野を広げる」というワークショップは、目標管理同好会の活動にも活かせるのではないかという判断から、「タニモク」の実施をご依頼することになりました。
今回の「タニモク」には目標管理同好会のメンバーに加え、体験を希望したメンバーを含め計15名の参加者が集まりました。
「タニモク」の実施内容
はたらクリエイトのメンバー同士で実施した、「タニモク」の内容をご紹介します。
「タニモク」についての説明
当日のファシリテーターは、「タニモク」の創設者である三石さんが務めてくださいました。まずはじめに、三石さんから「タニモク」の特徴や、実施前に知っておくことでより効果的に進められる考え方について解説がありました。
【他人に考えてもらうというアプローチ】 自分が直面している状況について1人で考えていると、解決方法は毎回同じ手段になりがち。「タニモク」を通して複数の他人に「自分だったらこうするかな」と考えて貰うことで、新しい視点の解決策に辿り着ける。 【冒険的なマインドセットと慎重なマインドセット】 ・冒険的なマインドセットとは 他人に対しては、チャレンジ性のある、冒険的でユーモアな視点で考えられる。 ・慎重なマインドセットとは 自分自身に対しては慎重になり、リスクが少なくなるような内容を考える傾向がある。 「タニモク」では冒険的なマインドセットが得られる。
上記について触れたうえで、「今日のワークショップでは、主人公に対して大胆に、そしてあえて無責任な目標をたててみましょう」というお話もありました。
3人1組で「タニモク」を実施
ここからの2時間では、3人1組のグループに分かれ、オンラインで「タニモク」を実施。三石さんから「タニモク」の流れや、Tips(行う上でのヒントやコツ)についての説明がありました。

【「タニモク」の流れ】
- 紙とサインペンを用意し、自分の「いまの状況」を絵に描く。
- 3人の中の1人が主人公となり、描いた絵を他のメンバーに見せながら、自分の現状を説明。
- 他のメンバーは、主人公の目標をたてるために知りたいこと、興味があることについて質問する。
- 他のメンバーは、主人公の話を聞いた上で「自分がその人だったら」という視点で目標を提案する。
- 1~4の流れを1人あたり約30分で実施し、グループの人数分このセッションを繰り返す。
- メンバーから提案のあった目標やアイデアを参考に、各自で自分の目標をたてる。目標へ向けて「今すぐ」「1週間後」「半年後」に行うことをそれぞれ記入する。

【Tips(行う上でのヒントやコツ)】 ●質疑応答の時間に重点を置く 主人公が説明する時間は本人が気になっている部分のみを伝え、他のメンバーが主人公に質問する時間に重点を置く。主人公がメンバーからの質問を多く受けることで自分自身の考えを整理でき、新たな観点に気づくことがある。 ●主人公への目標をプレゼンする際には、必ず「私が◯◯さんだったら」という枕詞をつける この枕詞をつけずに提案すると、主人公に対する「アドバイス」になってしまう。枕詞をつけることで価値観の押しつけにならず、主人公の選択肢を増やす手助けになる。
三石さんのサポートに合わせ、「タニモク」のTipsを参考に3人分のセッションを進めていきました。主人公以外のメンバーは、状況を把握するために積極的に質問しながら「私が◯◯さんだったら」という視点で真剣に考え、主人公の気持ちや状況を汲み取りながら目標へ近づくための行動を提案していました。
「タニモク」に参加したスタッフの声
「タニモク」に参加したスタッフの感想をご紹介します。
・自分の選択肢の狭さに気づけただけでなく、具体的な指針が立ってほっとしました。実際に行動に移すことで、今の状況から少しずつ前進できたらいいなと思います。(Sさん) ・始める前の「行き詰まりモヤモヤとした状態」より、視界が開けた感じがしました。(Sさん) ・今すべきと思う漠然とした目標があるのですが、自分の本音はこれなのかなというものを「タニモク」を通して感じることができました。(Nさん) ・質問によって考えが引き出されたり、自分では考えたことのない提案があったりと、凄く新鮮で楽しい時間でした!(Sさん) ・提案された目標は前々から考えていたものでしたが、躊躇していたので背中を押してもらえました。(Sさん) ・モヤモヤしていることを人に話すことで、自分の考えを整理するよい時間になりました。最後に目標を作成する際、「今すぐ行動すること」「半年後」などと具体的に考えることで、「なんだかチャレンジできそう!」という気持ちになりました。(Tさん)
他にも、「人の目標を提案する作業は思いのほか楽しく、相手がそれを新たな発見と感じてくれて嬉しかった」という感想もありました。「タニモク」体験する前よりも視野が広がり、ポジティブな刺激を受けたメンバーが多かったようです。
他人の視点を借り、可能性が広がる嬉しさを感じてみよう
他人の視点を自分の可能性へと活かす「タニモク」の実施により、各メンバーが現状を整理しながら視野を広げ、行動へとつなげる目標設定を行うことができました。なかには、グループのメンバー同士で互いの目標を応援する姿も見られ、「タニモク」が社員の親睦も深めてくれたようにも感じています。
これからも、「タニモク」をはじめとしたさまざまな取り組みを行いながら、はたらクリエイトのMISSIONである「はたらくをクリエイトすることで、仕事を楽しむ人を増やす。」という環境を創り出していきたいと考えています。