スタッフが「あったらいいな」を提案するWISHリスト。生まれた背景やこれまでの提案をご紹介。

WISHリスト

こんにちは、ライターの八木です。はたらクリエイトでは、「オフィスにあったらいいな」と思うものを紙に書いて提案する「WISHリスト」というものがあります。今回はその仕組みや生まれた背景、スタッフの声をご紹介します。

はたらクリエイトのWISHリストとは

WISHリストとは、備品や設備など「オフィスにあったらいいな」と思うものを提案できる仕組みです。上田・佐久両オフィスの壁に掲示しており、スタッフが誰でも気軽に見たり、追加したりすることができます。

WISHリスト(佐久オフィス)

WISHリストの仕組み

WISHリストには専用の提案用紙があります。この用紙に「あったらいいな」と思うものを記入し、「提案」のエリアに貼ります。

WISHリストに提案

「本当に必要なのか」「どの程度の重要度なのか」を誰が見ても判断をしやすいように、提案用紙には「欲しいもの」だけでなく、「理由」や「期限」「コスト」も提案する人が自ら考えて記入します。貼り出された提案は、バックオフィス担当のスタッフや取締役が確認し、随時対応。購入が決定したものは「購入」のエリアへ、保留となったものは「保留」のエリアへと用紙を移動します。また、内容によっては提案に対して質問やコメントが書かれることもあります。

WISHリストが生まれた背景

このWISHリストは2018年9月にスタッフ全員で実施した「制度ミーティング」で生まれたアイデアを形にしていく方法の一つとして始まりました。

当時は、事業開始から1年ほどで、急激に人が増えたこともあり、オフィス環境が十分に整っていない段階でした。そのため、スタッフから「これが欲しい!」という声が出ることが日常茶飯事。一方で、会社の資金も潤沢ではなかったため、スタッフの「欲しい」の声に対して「本当に必要なのか」という優先度の判断や、購入に係る調査など、対応するスタッフへの負担が大きい状況でした。

そこで提案用紙に「5W1H」の要素を導入。提案するスタッフが期限やコストについて考えて記入することで、対応するスタッフの負担を軽減することができました。また、「自分たちも会社を作る一員である」という当事者意識の醸成にもつながっています。

取締役CEmOの高木はWISHリストについて、このように語っています。

必要性や重要度、会社の状況などを踏まえ、購入に至らないケースもあります。ただ、「自分たちがはたらく環境をより良くしたい」という想いは大事にしたいですし、スタッフには、自分で提案して形にしていく経験をたくさん積んでほしいと思っています。そのため、仮に購入できないものがあがってきたとしても、その理由をしっかりと伝えて対話することで、目線をあわせるきっかけにもなったらいいなと思います。

はたらクリエイトのVALUEにもある「願いを口に出そう」を体現する取り組みの一つにもなっています。

実際にあった提案

WISHリストがはじまって以降、さまざまな提案が生まれました。業務で必要なものや掃除用具など、オフィスの備品についての提案が多い中、それぞれのオフィスだからこそ生まれた提案もあります。自然豊かな佐久オフィスでは網戸が提案され、反対に上田オフィスでは「佐久オフィスに焚き火があるので、上田にはこたつが欲しい」という声も生まれました。

過去の提案

スタッフの声

WISHリストについてのスタッフの声を紹介します。

タワー型電源タップを提案したNさん

スタッフの増加と共に電源タップが足りなくなりました。最初はディレクター経由で購入をお願いしてもらおうと考えましたが、WISHリストを思い出し、自分で提案しました。WISHリストを通して自分で提案するという経験ができたので、今は他の人にも「何か必要だなと感じるものがあったら、書いてみたらいいよ!」と言えます。

七夕に笹と短冊を提案したTさん

今まで特に困っていることがなく提案する機会がありませんでした。しかし、会社の「VALUE」に新しく「願いを口に出そう」が追加されたので、七夕に合わせて笹や短冊を提案してみました。立派な笹が届き、色んな人に「短冊を書きましょう!」と声をかけられたのが楽しかったです。
七夕の笹

まとめ

WISHリストにより、スタッフ一人ひとりが「あったらいいな」という声を気軽に出すことができ、「自分も会社を作っていく一員である」という意識にもつながっています。また、遊び心のある提案も多く、スタッフ同士のコミュニケーションもより活発になりました。今後もこのWISHリストを活用し、みんなで「はたらくをクリエイト」をより良くしていきたいです。

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