一人ひとりの「はたらクリエイト」の体現を応援しあうユニット活動。これまでの取り組みや今後の展望

こんにちは。ライターの塩原です。
はたらクリエイトでは、2021年度上半期(4~9月)に、一人ひとりの「はたクリビジョン(半年後のありたい姿)」の体現を仲間同士で応援しあう「ユニット活動」を実施しました。
今回は、ユニット活動に込めた想いやこれまでに行った活動の内容、今後の展望をご紹介します。
ユニット活動とは
ユニットとは、4月の「じぶんクリエイト研修」で決めた、一人ひとりの「はたクリビジョン」を応援しあう仲間で構成されたグループのこと。
ユニットのメンバー構成は、次の図のようになっています。
担当する部門ごとに16のグループ(A~P)に分かれており、1つのユニットの人数は5人程度です。

ユニット活動では、4月から9月までの半年間、一人ひとりの「はたクリビジョン」を体現するためのさまざまな取り組みや、それを推進するための係活動を行ってきました。
※具体的な活動内容については、後ほどご紹介します。
ユニット活動に込めた想い
今回のユニット活動に込めた想いについて、CEmOの高木はこのように語っています。
一人ひとり色んな個性を持っていて、それらが発揮されることで「はたらくをクリエイトして仕事を楽しむ」につながると考えています。一方で、普段の業務や役割の中だけでは十分に発揮できなかったり、光が当たらなかったりする個性や強みもあります。そのため、多様な取り組みや関係性を日常の中に組み入れ、仲間同士応援しながらチャレンジすることで、自分や他者を知り・深め・いかし合う機会を増やしたいと思いました。 |
これまでの取り組み
ユニット活動で実施した取り組みや、係活動をご紹介します。
ユニット | 係 | その他 | |
2021年 4月 |
じぶんクリエイト研修 (はたクリビジョン&3つのスキル) |
・スキルマップ作成係 ・初回ユニット運営係 ・総会発表係 ・トリセツ回収係 ・避難訓練係 ・掲示&カオナビ登録係 ・KPTAワーク進行係 ・祝福を贈りあう会進行係 ・図書係 ・disagreeをagreeしよう推進係 ・みんなのすてき運営係 ・日程調整&出欠確認係 ・はたクリ畑活性化係 |
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5月 | 初回ユニット活動(ユニット名・ユニットクレドの決定、トリセツのバージョンアップ) | ||
6月 | 図書活動 | ||
7月 | ・KPTA振り返り ・係別報告 ・アンケート |
社内コーチング | |
8月 | ・ユニットごとに「A(アクション)」 の実施 ・みんなのすてき、はたクリ畑 |
スキル別の会 | |
9月 | ・祝福を贈りあう会 (振り返り&ユニット制作&投票) |
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10月 | 総会でユニットごとに振り返り発表、表彰 |
【4月】じぶんクリエイト研修
じぶんクリエイト研修は、スタッフ一人ひとりが「自分自身をクリエイトしていく」ための研修です。「自身の強みやスキルを把握しながら半年後のビジョンを設定し、それに向けて行動できるようにする」ことを目標にしています。
実際の活動では、上半期(4~9月)に意識したい・磨きたいスキルを3つ決定するとともに、半年後のありたい姿を「はたクリビジョン」として定義しました。

【5月】初回ユニット活動(ユニット名・ユニットクレドの決定、トリセツのバージョンアップ)
初回のユニット活動では、メンバーの人柄やそのユニットで意識したいことなどをもとに、
●ユニット名 ●ユニットクレド(メンバー全員の共通意識) |
を話し合い、決定しました。
また、新しい様式になった「私の取扱説明書(通称:トリセツ)」を作成。
「ストレングスファインダーの結果」や「ユニットメンバーが感じるその人の強みや特徴」を記載することで、自身の長所を再認識したり、自分だけでは気付くことのできなかった魅力を発見したりする機会となりました。

【6月】図書活動
図書活動とは、スタッフ一人ひとりが「自分が身につけたいスキル」を磨くために選んだ本を読み、読んだ感想や学んだ内容をユニット内でシェアしあう活動です。スタッフが選書した本は、すべて自社で購入しています。
ユニットメンバーの内1人は、推薦図書『他者と働く(宇田川元一著)』を精読しました。
選書した本が届いたら、各自で業務時間内に読書を実施。ユニットで共有するための資料を作成し、発表会で「選書の理由」「本の内容」「伸ばしたいスキルにどのように活かせるか」「感想・学んだこと」などを紹介しあいました。
発表資料は一覧化され、誰もが閲覧できるようになっています。オフィスの本棚には本が並べられており、9月に貸し出しが始まりました。


【7月】KPTAワーク(8月にやるA[アクション]の決定、係別報告、アンケート)
KPTAとは、
Keep | よかったこと・継続すること |
Potential | もっとよくなること・改善できそうなこと |
Try | 今後挑戦したいこと |
Action | 具体的な行動 |
の頭文字をとったもので、プロジェクトの振り返りに使われる手法です。
はたクリでは、これまでのユニット活動の振り返りを行い、はたクリビジョンの体現に向けて自分たちにどのようなことができるのかを考えるワークとして、KPTAを活用しました。
まずは、一人ひとりずつKPTを共有し、メンバーからフィードバックをしていきます。

そして、メンバーのKPTを踏まえて、8月にユニットで行うA(アクション)の内容を決定しました。

【8月】ユニットごとに「A(アクション)」の実施
8月には、前月のKPTAワークで決定した「A(アクション)」を各ユニットで実施。
具体的な活動には、以下のものがありました。
●リモートランチ会 ●ジョハリの窓ワークショップ ●図書活動の続き ●リフレクソロジー体験 ●身体を動かしながら褒めあう会(マタニティヨガ&フラダンス) ●ディベート大会 ●業務や業務に特化したツールの紹介 ●タイピング実験 |

多くのユニットが、コミュニケーションを重視したアクションを設定。中には「メンバー間の結束力を高めるためにあだ名を決めた」というユニットもあり、それぞれのユニットらしさが際立った時間でした。
【8月】みんなのすてき
みんなのすてきとは、その人の「すてきなところ」を記入した付箋(葉)をユニットメンバー間で渡しあい、オフィスに掲示してある「すて木(木のイラスト)」に貼っていく活動です。
「悩みや困りごとだけでなく、ポジティブな内容も伝えあいたい」「スタッフのすてきなところをみんなで共有したい」との声を反映して、取り組みが始まりました。最初は葉がなく寂しかった「すて木」も、現在は緑豊かに成長中。
今後は付箋(葉)を渡す対象を「スタッフ全員」に拡げ、「すて木」をより大きく育てていく予定です。


【8月】はたクリ畑
はたクリ畑は、スタッフが持つ悩みや疑問、アイデアなどの「種」を社内で共有し、「葉」や「花」に育てていく取り組みです。

はたクリ畑の運用を進める中で、「種や葉が開始当初と比べて出てこなくなった」「主体となる人がいないと動かない」などの課題が挙げられるようになっていました。そこで、ユニット活動では「はたクリ畑を活用することで社内にどんな効果があるか」「どんな状況であれば種や葉を出せそうか」を話しあいました。


現在、各ユニットの意見を踏まえながら運営方法を検討中です。誰もが参加しやすい状況にすることで、「一人ひとりが会社をつくっていける」「声に出して変えていける」という環境につなげていきます。
【9月】祝福を贈りあう会(振り返り&ユニット制作&投票)
祝福を贈りあう会とは、これまで一緒に活動し応援しあってきたユニットメンバーに「よくがんばった!」「とにかくやりきってえらい!」と声を贈りあう活動です。
半年間の業務やこれまでのユニット活動を振り返りながら、自分自身や仲間の成長・変容を祝福しあうワークとともに、ユニット活動報告のための資料を制作。
「どのように応援しあっていたか」「一人ひとりのはたクリビジョンはどう体現されていたか」を表現していきました。


全ユニットの活動報告が揃ったところで、上半期をともに歩んできたはたらクリエイトの仲間にむけて、祝福を贈る「投票」を実施。
対象は、「個人(ユニット内メンバー)」と「ユニット(他のユニット)」の2つで、次の観点を大切にしました。
<個人(ユニット内メンバー)> ●はたクリビジョンの体現 ●ユニットクレドへの貢献 ●成長や変容 <ユニット(他のユニット)> ●”応援しあう”取り組みや工夫 |
多くの票を得たメンバー、ユニットは、10月に行われた「下半期総会」で表彰されました。
係活動
ユニット活動では、それぞれの「はたクリビジョン」を実行に移す機会、スキルを磨く機会として、係活動も並行して行いました。
係活動の内容は以下の通りで、各ユニットから1名(係によっては2名)を選出します。
スキルマップ作成係 | 「はたクリスキルマップ」を作成し、「全社共通のスキル」「部門ごとに存在スキル」を可視化 |
初回ユニット運営係 | 初回ユニット活動の進行、ユニットの役割の共有 |
総会発表係 | 上半期総会においてユニット名・ユニットクレドの発表 |
トリセツ回収係 | ユニットメンバーが作成した新しいトリセツの取りまとめ |
避難訓練係 | 避難訓練の参加、ユニットメンバーへの共有 |
掲示&カオナビ登録係 | 新しいトリセツの掲示、係シールの添付 |
KPTAワーク進行係 | KPTAワークの進行、A(アクション)の共有 |
祝福を贈りあう会進行係 | 祝福を贈りあう会の進行、制作物の取りまとめ |
図書係 | 図書活動の進行、本棚の設置、本の貸出、ブックフェアの開催 |
disagreeをagreeしよう推進係 | 図書活動で推薦図書『他者と働く』を担当、内容のシェア→有志活動「ナラティブに橋を架ける会」に発展 |
みんなのすてき運営係 | みんなのすてき活動の準備・運営、「すて木」の状況シェア |
日程調整&出欠確認係 | 各ユニット活動日の設定、出欠確認 |
はたクリ畑活性化係 | はたクリ畑活性化ミーティングの進行、運営方法の話しあい |
スタッフ一人ひとりが何かしらの役割を担うため、「主体性」や「協調性」が高まったとの声が多く聞かれました。
また、係活動はユニットの枠を超えて行うので、日頃の業務では関わることの少ないメンバーや異なる拠点のスタッフとのコミュニケーションの機会にもつながりました。
【10月】総会(@上田映劇)でユニットごとに振り返り発表、表彰
はたらクリエイトでは、半期に一度、半年間の振り返りや今後の計画、MVVに基づく取り組みの発表などを行う『半期総会』を開催しています。
10月の下半期総会は、上田映劇さんの会場をお借りして開催。上半期のユニット活動や係活動を振り返るとともに、9月に行った投票で得票数の多かった各ユニットのメンバー、ユニットの発表を行いました。



係活動の報告やメンバー紹介、表彰されるメンバーやユニットが発表されると、会場にはその都度大きな拍手が。
スタッフ全員が改めて祝福を贈りあう、あたたかな時間となりました。
今後の展望
今後については、一人ひとりの主体的な活動をより後押しするための取り組みを検討中です。ミッションを核にしながら、バリューである「願いを口に出そう」「とりあえずやってみてから振り返ろう」「disagreeをagreeしよう」の体現をより後押ししていきたいと考えています。
一部のメンバーだけで取り組むのではなく、一人ひとりが声を出しあいながら、一緒に取り組んでいける活動を目指します。
下半期も、仲間とともに「はたらクリエイト」!
多くの時間をともにしたユニットでの活動は、かけがえのない時間となりました。半年間のユニット活動を終えた今、個々の意識・スキルの向上、ユニットの結束力・絆を強く感じます。
上半期のユニット活動では、「はたクリビジョン」の体現を応援しあうとともに、ユニットメンバーとのさまざまな活動や係活動を通して、新たな気付きや学び、成長につながるための話しあいを行ってきました。
その想いを形にできるよう、今後も一人ひとりが主体となって活動できる場をクリエイトしていきます。