社内の研修を可視化する「研修MAP」。生まれた背景や使い方などを紹介

2021.10.20
研修マップサムネイル

こんにちは、ライターの澤です。

はたらクリエイトでは、「新人研修」「3カ月目研修」「1年目研修」といった対象者ごとの定期研修に加え、「じぶんクリエイト研修」「オンラインコミュニケーション研修」といったその時々の組織の状況にあわせた臨時研修を実施しています。研修の種類が多岐にわたるため、どのような研修を行ってきたのかをひと目で確認できるよう、「研修MAP」を作りました。

今回は、「研修MAP」の内容や生まれた背景、使い方などをご紹介します。

「研修MAP」とは

「研修MAP」とは、はたらクリエイトでこれまでに実施してきた研修を可視化したものです。オフィスに掲示する「リアル版」と、リモートメンバーも利用しやすい「オンライン版」があります。どのような研修があるのか「全体像を見渡せる地図」をイメージしており、研修に関して新たなアイデアや疑問が生まれたときに、誰でもすぐに確認できるのが特徴です。

リアル版:見るだけではなく、アクションが伴う掲示物に

研修MAPをオフィスに掲示するにあたり、多くの方に研修MAPを確認・活用してもらいたいという想いがありました。そこで実際に手に取ってみたくなるよう、「カードを手に取って開く」というアクションを加えてみました。オフィスに馴染みながらも飽きのこないビジュアルや、思わず手に取りたくなるようなデザインも意識したポイントです。

研修マップ

オンライン版:いつでも誰でも見ることができる

一方、オンライン版は、いつでも誰でも見られるという点がメリットです。研修名をクリックすると詳細を確認できます。また、「研修申請」のフォームや関連する社内ブログなどとリンクすることで、活用度を高めています。

オンラインマップ

「研修MAP」が生まれた背景

はたらクリエイトでは、2020年上半期(4月~9月)にマネージャー・ディレクターなどの職務を担っているメンバーを対象に「はたらクリエイターミーティング」という会議を開き、その一環として、少人数グループの「ユニット活動」を実施し、みんなで組織課題に取り組みました。

ユニット活動をもとに、発足したのが「研修について考える会」です。全スタッフを対象に「いっしょに研修について考えたい方」を募集したところ、14名から応募がありました。研修について考える会では、「ツール編」「チャレンジ編」「フォロー編」の3つのテーマで、ワールドカフェ形式のワークショップを実施。テーマごとにチームになって、日々の業務で感じている課題を洗い出し、どのような研修を実施していきたいか意見を出し合いました。メンバー同士で意見をすり合わせたり、新たな気づきを得たりといった経験ができる、貴重な機会にもなったようです。

ミーティング

「研修について考える会」を進める中で、「これまでやってきた研修について知りたい」「研修の全体像を知ることで、アレンジしやすくなるのでは?」という声が生まれ、「研修MAP」の作成に至りました。

「研修MAP」の目的

「研修MAP」の目的は、「研修の全体像をひと目でわかる状態にすること」と「スタッフが研修を提案しやすい環境を整えること」の2点です。

研修MAPを確認すると、はたらクリエイトでどのような研修を行ってきたのかがひと目でわかります。はたらクリエイトでは「研修申請」という制度がありますが、目の前の課題だけをもとに考えるのではなく、これまでのものも活かしながらより効果的な研修を考えるきっかけにしてほしいという願いも込められています。

「研修MAP」の構造

研修MAPでは、これまでにやってきた研修が「何を目的としているのか」全体のバランスを見るために、インテグラル理論の4象限を用いています。インテグラル理論とは、「物事の全体を俯瞰的に捉える」という考え方で、4象限は「全体を見渡すための地図」のようなものです。

全体像
インテグラルの4象限

これを、はたらクリエイト流にアレンジし、「研修MAP」を作成しました。

みんながイメージをしやすいように、外面を空(上部)/内面を海(下部)としたり、個を鳥や魚/集合を船や島で表すなど、ビジュアルで表現しています(4象限の縦軸と横軸を入れ替えています)。

研修マップ
研修カード

研修MAPでは、4象限を以下のように位置付けています。

①集合・外「世の中の業界・専門知識、会社の制度や環境」に関するもの
②集合・内「会社のカルチャー、チームの関係性」に関するもの
③個人・内「一人ひとりの価値観や感情、モチベーション」に関するもの
④個人・外「一人ひとりのスキルや役割、行動」に関するもの

インテグラル理論の4象限を用いてマップ化することで、「何のため・誰のための研修なのか」「視点がどこかに偏っていないか」「アレンジできるところはないか」などの広い目線を持てるようにしています。

「研修MAP」に貼りつけている研修例

「研修MAP」には、これまで行ってきた研修を順次追加しています。実際に、「研修MAP」に記載されている研修の一部を、4象限をもとに紹介します。

研修MAPの4象限研修例
①【集合・外】世の中の業界・専門知識、会社の制度や環境●人材領域勉強会
●SNS研修
●マネジメント研修 など
②【集合・内】会社のカルチャー、チームの関係性●はたらクリエイター会議
●サービスビジョンワークショップ など
③【個人・内】一人ひとりの価値観や感情、
モチベーション
●じぶんクリエイト研修
●BEの肩書きワークショップ
●ストレングス・ファインダーワークショップ など
④【個人・外】一人ひとりのスキルや役割、行動●オンラインコミュニケーション研修
●クリティカル・シンキング勉強会 など

「研修MAP」に貼るカードの内容

研修カードの表紙には研修名、中面には研修の「ゴール」「実施時期」「対象者」「内容」、裏面には「資料のQRコード」を入れています。

じぶんクリエイト研修
研修内容

また、研修MAPの横には白紙の研修カードを設置しており、新しい研修が生まれた際は、各研修の主導メンバーがカードに記載事項を書いて掲示することができます。研修カードに添付したQRコードを読み込むと、オンライン版と同様に申請フォームやより詳しい情報につながる工夫も施しています。

スタッフの声

企画・作成に携わった佐藤夕子さんに現在の使用状況や、今後の活用方法について聞いてみました。

「水彩画タッチのデザインが風景のように感じられる」とスタッフから好評です。研修MAPをオフィスに掲示することで、スタッフ同士のコミュニケーションや「楽しく働くヒント」を見つけるきっかけにつながっていくと嬉しいです。

今後は、研修MAPをもっと活用してもらうために、見方や使い方を共有する「研修MAPガイドツアー」の実施や、4象限について理解を深めるための研修を検討しているそうです。

まとめ

はたらクリエイトのVALUE(行動指針)には「願いを口に出そう」「とりあえずやってみてから振り返ろう」というものがあり、メンバーのチャレンジを後押しする風土があります。メンバーが自分や仲間にとって必要だと思う研修を考えて実行することができ、実際にこれまでも「こんな研修をやりたい」という提案をもとに、さまざまな研修が生まれてきました。これからも、メンバー主導で新しい研修を生み出し、研修MAPをますます賑やかにしていきたいです。