「はたクリあるある」を可視化するSympathy。取り組みの目的や運用方法を紹介

こんにちは、ディレクターの田川です。はたらクリエイトでは、企業カルチャーを見える化するツール「Sympathy(シンパシ)」を通して、「はたクリあるある」を考える取り組みを行いました。今回は、取り組みの目的や運用方法、実際に多くのいいね!を集めた「はたクリあるある」をご紹介します。

Sympathy(シンパシ)とは

Sympathyとは、クライアント企業である株式会社トライバルメディアハウス様がリリースした採用サポートサービスです。会社の雰囲気や価値観を「あるある」という形で表現し、会社のカルチャーを可視化します。
 
具体的なサービスの流れは、Sympathyから送られてくるお題に対してスタッフそれぞれが「あるある」を投稿、共感する投稿に対して「いいね!」を送ります。投稿した内容に一定数の「いいね!」が集まると、社外公開用のページに投稿内容が公開されるといったものです。

Sympathyトップページ

スタッフの生の声を匿名で集めているので、その企業の信頼度と透明性の高い情報が可視化され、採用のミスマッチを回避できるほか、今まで気づかなかった新たな興味関心を引き出すことなどが期待できるサービスです。


 

Sympathy(シンパシ)の取り組みを通して目指したこと

はたらクリエイトはSympathyを採用で活用すること以外に、2つの目的をもって取り組みました。

コミュニケーションの機会をつくる

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、はたらクリエイトでは在宅勤務を推奨したこともあり、スタッフ同士のコミュニケーション不足が課題でした。Sympathyを通した、少人数での「ユニット活動」を行うことで、ホッと一息つける時間をつくりたい、という思いが取り組み目的の一つです。実際にSympathyの活動後には、仕事やプライベートの時間をより前向きに過ごせるようになった、という声も聞かれました。

 

会社の「バリュー」をスタッフとつくり直すきっかけに

「バリュー(Values)」とは、社内での共通の価値観や、スタッフ一人ひとりが意識する行動指針のことです。

はたらクリエイトには、現在3つのバリューがありますが、会社の組織や事業が変化していく中で、バリューも変化させていく必要があると考えています。


そこで、Sympathyで出てきた企業カルチャーも参考にしながら、新しいバリューをスタッフみんなでつくり直すことも、目的の一つとしました。
 
Sympathyには、社外非公開で独自の質問を設定できる機能があり、ミッション・ビジョン・バリューをもとにした「ともに成長するために意識すること」「期待をちょっと超え続けるためにできること」といったお題で回答を集めました。

ともに成長するために意識すること

今後、この回答をふまえて、スタッフみんなでバリューを再定義していく予定です。


Sympathyの運用方法

Sympathyの取り組みは、スタッフ全員を4~5名のユニットに分け、活動を行いました。具体的にどのような流れで取り組んだのか、Sympathyの運用方法をご紹介します。

4~5人のユニットをつくりスケジュールを調整

現在はたらクリエイトに所属する約90名のスタッフを4~5人のユニットに分け、それぞれ活動を行いました。ユニットごとにリーダーを決め、ディスカッションのスケジュール調整などをしてもらいました。
 

ユニットごとにお題の内容をディスカッション

Sympathyから毎週送られてくるお題の内容に対して、1回につき15分程度のディスカッションを行いました。お題は、「不思議だと思う我が社の習慣」「気分転換するときにやりがちなこと」など、気軽に話せる内容が多い印象です。

お題のおかげか、ディスカッションと言っても堅苦しい雰囲気ではなく、時には笑いも交えながらコミュニケーションをとることができたと感じています。
 

各自「はたクリあるある」を投稿

ディスカッションを通して、ある程度自分の意見がまとまったら、個人単位でSympathyに投稿を行います。匿名投稿のため、スタッフの本音が垣間見れる意見が多くあったように思います。

共感できる投稿に「いいね!」する

誰かが投稿した「あるある」に対して、共感するものがあれば「いいね!」で投票を行います。スタッフの人数は90名程度であるにもかかわらず、368もの「いいね!」が集まるお題もありました。


Sympathyで、いいね!を集めた「はたクリあるある」を紹介

Sympathyからのお題に対する投稿で、多数の「いいね!」を集めた「はたクリあるある」をご紹介します。

託児所付き?!イイね!!<社外の人から言われがちなこと>

はたらクリエイトは従業員の約80%が小学校以下の子育て中の女性です。上田オフィス・佐久オフィスともに託児所を併設しており、「12時の時報はお散歩から帰ってきた子どもの声」というのも、はたらクリエイトならではの「あるある」かもしれません。

自分のことを食べ物に例えさせられる<不思議だと思うわが社の習慣>

はたらクリエイトでは、入社後の自己紹介の場で、自分のことを食べ物に例える「食べ物自己紹介」を実施しています。「食べ物で自分を例える」といった経験は初めての方が多く、不思議な習慣として多くの共感が得られました。

 

自分でシフトの調整ができるとこ!<ワークライフバランスを感じる時>

はたらクリエイトでは、子どもの体調不良による急な休みや、幼稚園や保育園の都合に対応できるよう、フレックスタイム制を導入しています。
 
同じお題に対する投稿には「子どもの急な発熱にあたふたしなくなった」「ライフイベントに合わせて休みが取りやすい」などにも多くの共感が集まり、柔軟なシフト設計ができることにメリットを感じている方が多いと分かりました。


 

まとめ

企業カルチャーを可視化するツール「Sympathy」。Sympathyを通して、スタッフ一人一人の生の声から、企業文化や価値観を見える化できたように思います。また、等身大の情報を載せたコンテンツが出来上がることで、スタッフ内においても「うちの会社の良いところを再認識できた」という声が聞かれるなど、採用以外の面でもメリットを感じました。
今後、スタッフ一人ひとりの生の声を大事にしながら、さまざまな取り組みを行っていきたいと思います!
 
banso.(旧hatakuri.)を運営する「株式会社はたらクリエイト」の詳細は、こちらのアニュアルレポートをご覧ください。

関連記事