「やってみてから振り返ろう!」振り返りを後押しするKPTAシートと活用事例をご紹介

こんにちは、ライターの八木です。はたらクリエイトでは、振り返りのツールとして「KPTAシート」を導入しています。今回は、KPTAシートとはなにか、導入した背景や実際にどのような場面で使われているかをご紹介いたします。ダウンロード資料もございますので、ぜひご活用ください。
KPTAとは
KPTAとは、活動やプロジェクトの振り返りに用いられるフレームワークのひとつです。一般的に「Keep(継続)」「Problem(課題)」「Try(今後の挑戦)」「Action(具体的な行動)」という4つの視点で構成されています。これらの視点で振り返りを行うことで、経験を学びに変え、次に起こす行動を明確にすることができます。
はたクリ的KPTA
はたらクリエイトではオリジナルの「振り返り(KPTA)シート」を作成しています。

はたらクリエイトでは「一人ひとりの力(強み)をいかしあう」ことを大事にしており、「”あるもの”から可能性を考えてほしい」という思いを込めて、Pを「Problem(課題)」から「Potential(もっと良くなること)」に言い変えています。
また、「Keep(良かったこと)」にもしっかりと目を向けることで、成長したこと・学んだことにも目を向けながら、振り返りを行うことができます。
KPTAシートを導入した背景
KPTAシート導入の背景には、はたらクリエイトのバリューの一つにある「とりあえずやってみてから振り返ろう!」があります。

日々の業務を進める中で、意識的に振り返りの機会を設けるためにKPTAシートを取り入れました。
また、振り返りを行うことで自身の変化に気づき、仲間との違いを受け入れながら、次のアクションを言葉にする。「変化を楽しもう!」「disagreeをagreeしよう!」「願いを口に出そう!」のバリューの体現にもつながっています。
もともとは雇用契約の更新時に使っていましたが、現在では社内チームやクライアント企業様との振り返りなど様々な場面で使用しています。
KPTAシートの活用事例
実際にKPTAシートをどのように活用しているか、シーンごとにご紹介いたします。
個人
個人では、入社3カ月間の研修期間を終えたタイミングや雇用契約の更新時にKPTAシートを用いた振り返りを行っています。働き方を見直すタイミングでもあるので、具体的なアクションとして「希望する雇用形態」や「月の稼働時間」、「今後さらに働き方を見直したい時期」などについても記入し、目線をあわせています。

チーム
チームでの振り返りにも、KPTAシートを活用しています。
案件の定期振り返り
はたらクリエイトでは、業務ごとにチームを組んでいます。業務についてメンバーが定期的に振り返りを行い、チームで共有しあうことで、課題や悩みが可視化されます。共有された課題について話し合うことでメンバー同士の相互理解も深まっています。

◎スタッフの声
業務でKPTAシートを振り返りを行ったスタッフの声を紹介いたします。
KPTAシートには4つの視点があるので、普段自分が意識していない視点でも振り返りを行うことができると思います。またチームでの振り返りの時間があることで、他のメンバーと、実は同じ方向を見ていたんだと普段のチャットのやり取りだけではわからなかった気づきがありました。この気づきや振り返りを次の業務に生かしていきたいです。(上田スタッフ)
ユニット活動
2021年上半期に行われた「ユニット活動」でも、KPTAシートを活用した取り組みを実施しました。ユニット活動では、「Keep」「Potential」「Try」までをメンバーがそれぞれ振り返り、「Action」をチームで決めるKPTAワークを実施。その後、決めた「Action」をユニットメンバーで取り組みました。「Action」は、英会話やデザインに関する講座、ビブリオバトルなどユニットごとにさまざまでした。
ユニット活動でのKPTA Actionとして実施された講座
クライアント企業様
クライアント企業様との振り返りは、オンラインでGoogleの「ジャムボード」というツールを使用しながら行っています。振り返りの時間を設けることで、課題を整理し、今後の目標や取り組みについてなどを互いに目線合わせをしています。
業務に携わっているメンバーにとって、クライアント企業様からのKPTAの視点を通して「フィードバックを頂く機会」や「クライアントの皆さんの力になれていると再確認できる時間」になっています。
◎マネージャーの声
クライアントの皆さんと行う振り返りについてマネージャーの森さんに聞きました。
振り返りの時間で「KPTAシート」を活用することで、よりお客さんから詳細なフィードバックをいただき、メンバーも「クライアントのみなさんの力になれている」ということを再認識して自信にもつながる時間になっています。また、現状の課題に対して改善策を提案したり現状の業務の枠組みを超えた取り組みの可能性を考えたり、クライアントさんとより一歩踏み込んだ話しができるようになったと思います。今後も定期的に振り返りの機会をもちながら、クライアントさんと「ともに成長するチーム」をつくっていきたいです。
まとめ
KPTAシートを用いた振り返りを行うことで、目先の「課題」だけでなく、「良かった点」や「今後の可能性」についても気付くことができます。「Potential」の視点も大切にしながら、今後もKPTAシートを用いた振り返りを通して、はたらくをクリエイトしていきます。