スキルとビジョンを明確化して次のステップへ。全メンバーで「じぶんクリエイト研修」を実施!

こんにちは。ライターの塩原です。

はたらクリエイトでは、4月に全メンバーを対象とした「じぶんクリエイト研修」を実施しました。

「じぶんクリエイト研修」とは、スタッフ一人ひとりが自分や仲間の強みに目を向け、「自分自身をクリエイトしていく」ための研修のこと。12月の「マネージャー編」、1月の「ディレクター編」を経て、4月に全スタッフに展開しました。

今回は、「じぶんクリエイト研修」を実施した背景や研修の内容、研修を終えたスタッフの声などをご紹介します。

じぶんクリエイト研修を実施した背景

今回、なぜ「じぶんクリエイト研修」を実施することになったのか、背景や目的をご紹介します。

一人ひとりが「はたらクリエイト」をより”じぶんごと”にする、きっかけをつくりたかった

私たちの会社のミッションは「はたらくをクリエイトすることで仕事を楽しむ人を増やす」。一人ひとりのライフステージや価値観、強みをいかし合いながら、仕事を楽しむ人を増やすチャレンジをしています。

このミッションをより広げていくためにも、スタッフ一人ひとりが、現状を確認したり、「ありたい姿」に目を向けたりと、まずは「じぶん」をクリエイトすることから始めよう、と現在様々な取り組みが行われています。

その一つとして、「一人ひとりが自身の強みやスキルを把握ながら半年後のビジョンを設定し、それに向けて行動できるようにしよう!」と誕生したのが今回の「じぶんクリエイト研修」です。

「評価制度」のメリットを別のかたちで実現する仕組みをつくりたかった

はたらクリエイトではこれまで、企業で一般的に行われている「評価制度」を定めてきませんでした。「案件の内容が多岐に渡り、スキルを定義しづらい」「個々のスキルアップが単価アップに直結しづらい」といったことが理由です。

一方で、評価制度は一般的に以下のようなメリット・デメリットがあると言われています。

評価制度のメリット・デメリットの表

「この評価制度のメリットを別のかたちで実現し、メンバーに還元する仕組みをつくりたい」という思いも、研修実施のきっかけとなりました。

じぶんクリエイト研修の内容

実際のじぶんクリエイト研修の内容をご紹介します。研修は日頃メインで行っている業務を中心として「オペレーション部門」「コラム・デザイン部門」などに分かれ、約10~20名ごとに実施しました。

はたクリのいまと、これからの展望を知る

まずは、じぶんクリエイト研修の目的と内容を確認するところから始まりました。

じぶんクリエイト研修のゴール

今回のじぶんクリエイト研修のゴールは、『自分自身の理解を深め、はたクリ全体を俯瞰しながら「スキル」を知り、自身や仲間の現在地や素質を知ることによってじぶんをさらにクリエイトすること』。

この研修を皮切りに、一人ひとりのはたクリビジョンに向かっていっしょに取り組むユニットを結成したり、変容しまわりに貢献した人をみんなで表彰したりしていく取り組みを広げていきます。

個を知る・お互いを知る

実際のワークでは、Jamboardというツールを利用して、事前に実施した「ストレングスファインダー」の結果を共有しました。ストレングスファインダーとは、一人ひとりの強みや才能を発見するための診断ツールです。

それぞれが上位5つの強みと、自分がしっくりくると感じた内容を発表。それを受けて、他メンバーがフィードバックを行いました。フィードバックでは「強みと日頃の姿勢とが一致していて納得!」「○○さんのこういうところが素敵」などの声があり、改めて自分の特性や長所を認識する機会となりました。

フィードバックシート

スキルを知る

続いて、「スキルマップ」を用いたワークを実施しました。

スキルマップとは、「そのスタッフや部門がどんなスキルをもっているのか」「スキルごとの習熟度はどのくらいか」「そのスタッフが今後どのような目標をもち、どのスキルを伸ばしていけばよいか」を明確にするために、さまざまなスキルを地図化したもの。スキルマップづくりに立候補したメンバーがオリジナルで作成した「はたクリスキルマップ」を見ながら、「はたクリ全社共通のスキル」「部門ごとで存在するスキル(コラム・オペレーション・エンジニア・デザイン)」にはどのようなものがあるのかを把握していきました。

スキルマップ1
スキルマップ2

自分のスキルをみる

スキルを把握したところで、自分のスキルの洗い出しを行いました。その際の視点は以下の3つです。

スキルの洗い出し時にもつ視点

今回の研修では特に「Can(できる)」「Want(やりたい)」を深めることを重視。Jamboardにできるだけ多くのスキルを書き出してメンバーに共有し、再びフィードバックし合いました。

フィードバックは「ここがすごい!」「ここで助けてもらっている!」だけでなく「ここを伸ばせたらもっと素敵!」という視点で贈ります。中には自分では気づかなかったようなコメントもあり、自分の強みを伸ばそう、可能性を広げようと考えるきっかけになりました。

じぶんクリエイト宣言!

最後は「じぶんクリエイト宣言」です。2021年度上半期(4~9月)に意識したい・磨きたいスキルを「Want」のスキルから3つ選び、はたらクリエイトの「ミッション」「バリュー」「ビジョン」も念頭におきながら、「わたしのはたクリビジョン(半年後のありたい姿)」を言語化して発表しました。研修が始まる前に比べ、メンバーの表情が明るくなっていたのが印象的でした。

じぶんクリエイト宣言

今後はユニットごとに月1、2回の活動を行いながら、仲間とともに、この「はたクリビジョン」の体現を目指していきます。

スタッフの声

じぶんクリエイト研修を終えての感想をスタッフたちに聞きました。

・自分が他の人にはどう見えているのか、自分がグループの人をどう思っているのかを共有することで、自分と相手をより知ることができました。メンバーが立てた目標もその人らしさが溢れていてとても素敵だなと思いました。(Sさん)

・半年後の姿と自分が身につけたいスキルと会社にとって必要なことを総合して考えることで、漠然としていたものの輪郭がとらえられました。目標が明確だと目指しやすいです。(Mさん)

・ユニットメンバーからよいところをたくさん話してもらい、自信がついたように思います。その自信があったから、はたクリビジョンを前向きに考え、目標設定できたと感じています。(Mさん)  

・自分が何に不安を感じるのか、何を身につけ、何をしたいのかを認識できた気がします。漠然と、「はたらくをクリエイトしたい」という気持ちだけを持って考えていても答えは出ないという事に気付きました。不安要素というのはいつも自分が作り出しているし、解決できるのは自分だけだと気付かされました。(Kさん)

・グループのメンバーは、みんな仕事を楽しんでいたり、追求していくことが好きだったり、仕事に対してポジティブな印象を持っている気がしました。他の人のCan要素を探しているときに、Canとしている要素から「それがCanならこれもCanなのでは」と結び付けていくことも楽しかったです。(Nさん)

・無意識に望んでいたこと、有りたい姿を言語化できた気持ちです。無意識に「自分には無理かも…」「今のままでいいや」と投げやりな気持ちでいたスキルを、「このスキルが向上したらフリーでもやっていける」と言われ、やっぱり私はもっと伸ばしたい!と強く思えました。(Yさん)

・自分は今とても仕事を楽しいと感じていて、その楽しいの中に、周囲の人も巻き込んでいきたいんだと気づきました。それが自分にとっての「はたらくをクリエイト」することなんじゃないかなと思い始めています!(Yさん)

・今までは「なりたい自分」だけを考えてきましたが、「つくりたいチーム」に考えが変化してきたと気付きました。(Hさん)

・自分がありたい姿にメンバーからのフィードバックが加わって、1人で考えただけでは想像できなかったビジョンができたと思います。(Aさん)

・メンバーの方々が自分にはない強みを持っていたことが興味深く、また、スキルマップを使用したワークでさらにみなさんのことを詳細に知ることができ、自分自身のことも再認識できました。(Hさん)

研修後に行ったアンケートでは前向きな感想が多く挙がり、今後のユニット活動についても「メンバーのことを深く知るためにランチや雑談会を行いたい」「はたクリビジョンを実現するためにどのようなことをしているかを聞いてみたい」など、積極的なコメントが寄せられました。

はたクリビジョンを胸に、一人ひとりが「はたらくをクリエイト」していきます!

今回のじぶんクリエイト宣言で発表した内容は、ストレングスファインダーなどの結果と一緒に「私の取り扱い説明書」としてオフィスの壁に掲示し、共有する予定です。

今後も、一人ひとりがはたクリビジョンを胸に業務やユニット活動を行うことで、さらに「はたらくをクリエイト」していきたいと思っています。