疑問や悩みの「タネ」をまき、皆で育てる「はたクリ畑」を実施中

はたクリ畑サムネイル

こんにちは、ライターの塚田です。
はたらクリエイトでは、スタッフの「疑問」や「悩み」をメンバーと共有し、みんなで話し会い・解決案を考えていく「はたクリ畑」という取り組みを実施しています。今回は、はたクリ畑の内容や背景と、活動の様子、今後のことなどをお伝えします。

はたクリ畑とは

上田のはたクリ畑

はたクリ畑とは、「仕事を楽しむために、みんなで話し合いたいことの種をまこう!」をコンセプトに、メンバーがもつ悩み・疑問を他のメンバーと共有し、解決策や新たな取り組みを生み出すための取り組みです。

感じているモヤモヤや疑問を「タネ」に、それに対するアイディアや共感の声を「葉っぱ」に、そこから生まれた取り組みや解決策を「花」に書いて貼り出しながら、みんなで花を育てていきます。

はたクリ畑が生まれた背景

はたクリ畑が生まれた背景をご紹介します。

スタッフが増えるにつれ、「誰に何を聞いたらいいか」が曖昧に

会社の成長とともにスタッフ数が増えたことで、業務上の悩み事だけでなく、働き方に関する相談など、さまざまな疑問を抱えながらも「何をどこに相談したらよいのかわからない」スタッフが出てくるようになりました。

また、入社間もないスタッフから挙がってくるさまざまな疑問に対し、尋ねられた相手もまた「よくわからない」ということがしばしば起こるのも課題でした。このような状況に向き合うなかで、「皆が『働きやすい環境』を自分たちで作っていきたい」という想いから、はたクリ畑が生まれました。

「モヤモヤ」を気軽に出し合える場を作りたかった

はたクリ畑には、「スタッフそれぞれが感じた疑問やモヤモヤを、気軽に声に出して欲しい」という願いも込められています。それぞれが主体性を持ち、いっしょに組織を作っていくという文化のあるはたクリでは、これまでも、全社スタッフが集まる全体会で仕事を楽しむための制度や取り組みをスタッフが提案する「みんクリmtg」という取り組みを実施してきました。

しかし、みんクリmtgではやりたい内容や目的などをあらかじめ自分自身で考えておく必要があるため、「敷居が高い」「緊張してしまう」等の理由から、手を挙げずらいと考える人もいました。そこで、「より気軽に声を出せる」「一人ではなく、他のスタッフも一緒に種を育てていくことができる」ようにと始まったのが、はたクリ畑です。

「はたクリ畑」が大切にしていること

私たちはこの取り組みを行う上で、次の点を大切にしています。

「どうしたらよい?」の段階でアクションを起こす

気軽な相談の場として生まれたはたクリ畑は、どんなに小さな疑問やモヤモヤであっても、具体的に「こうしたい」という考えやアイデアが無くても、タネをまくことを歓迎しています。悩みを内に秘めず、スタッフ間で共有することで、共通の課題として捉えていくことを大切にしたいからです。

さらに、メンバーが感じる「悩み」に対して、“その悩みの本質は何なのか”を探ることも重要と考え、まずは「ありのままの気持ちをアウトプットする」ことに重点を置いて取り組んでいます。

タネを見守り育てる「プロセス」を大切にする

はたクリ畑では、一つひとつのタネから、芽が育っていくまでの過程を大切にしています。葉っぱや花が咲き、疑問や悩みが解決することはもちろん重要なことです。

ただ、そこに至るまでの間に「疑問に思ったこと」「悩んでいること」「もっとこうしたい」などの思いに目を向け、「自ら声をあげて取り組めば現状をより良く変えていける」という経験を積んでほしいという願いもあります。このような願いから、葉っぱや花ありきではなく、願いやプロセスを大切に活動を実施しています。

みんなが当事者意識を持てるよう、取り組み状況を共有する

はたクリ畑には、「耕作メンバー」と呼ばれる「畑の見守り役」がいます。定期的にタネや葉っぱの内容をチャットツールで全社に共有し、タネが育つ様子を見守るのが、耕作メンバーの役割です。耕作メンバーは、社内全メンバーの当事者意識を高めるため、タネに気付ける機会や、タネに対する葉っぱを出せる機会などをみんなに提供しています。また、実際にタネをまいたメンバーを含め、みんなで問題を解決していこうという雰囲気作りを担っています。

活動の様子

実際に、はたクリ畑に植えられたタネが育っていった様子をご紹介します。

畑

【タネ】「業務休憩時間を使ってリフレッシュしたい」

日々の業務の中に、体を動かしたりホッとできたりする時間を作り、より働く時間を充実させていきたいという願いから、以下のようなタネがまかれました。

種1
・業務休憩中にリフレッシュしたい
・コーヒーブレイクの時間をとりたい
・スイーツカフェデーがほしい

【葉】発芽ランチでブレストを実施

これに対して、どのようなことが実現できそうかを話し合う、「発芽ランチ」を開催。1時間のランチ時間の中で、多くのスタッフから以下のような沢山の葉が集まりました。

葉1
・曜日と時間を固定して、リフレッシュの時間を作りたい
・お菓子を持ち寄ってみてもよいのでは
・ラジオ体操やリフレクソロジーで体を動かす時間を作りたい

【花】コーヒーブレイクやヨガなどの定期開催へ

花1

これらを踏まえて、次のように、リフレッシュの機会を設けることが決まりました。

【頻度】月に2回、隔週でリフレッシュを目的とした会を開催
【第1木曜日】14:00から20分間お菓子持ち寄りでコーヒーブレイク
【第3木曜日】10:30から20分間ラジオ体操などの簡単な体操
【不定期開催】資格を持つスタッフのリフレクソロジー・ヨガレクチャーなど
リフレッシュの様子

リフレッシュ目的だけでなく、前職でのスキルや資格をいかすための会なども定期的に実施。これらの機会を通じて、業務や入社時期の垣根を超えたスタッフ同士のコミュニケーションも活発になりました。

タネをまいたスタッフの声

タネをまいたスタッフに、取り組みの感想を聞いてみました。

同時期に同じようなタネがいくつも出たことで、同じ願いを持つ人が多く居るいることがわかり、一緒に取り組むことになりました。実際に多くのスタッフからアイデアを募ったことで、リフレッシュの手段がバリエーション豊かになり、内容も充実したものになりました。自分の心身に改めて意識を向ける機会を作ることで、豊かな時間が生まれたと感じます。

デスクワークが多いはたらクリエイトでは、スタッフの心身のケアも業務効率や生産性をあげるために必要な視点の一つです。今後も、このような機会を定期的に作っていきたいということでした。

【タネ】「会議室に親しみやすい名前を付けたい」

種2

スタッフの一人が、本来利用するはずの会議室を間違えてしまったことから生まれたタネです。

【葉】発芽ランチでブレストを実施

このタネをきっかけに開催された「発芽ランチ会」にも大勢のスタッフが参加し、一緒に名前を考えることになりました。

発芽ランチ

【葉】新たな問いが生まれ、アンケートを実施

名付けについて話し合うなかで、「ただ名前を付けるだけでは、浸透しないままになってしまうのではないか」「どう付ければ親しみやすく、より皆に浸透するのか」という新たな問いが生まれました。そこで、まずはどのように名付けを行うのか、方向性を決めるために、全体にアンケートを実施。この結果、「会議室の入り口にモノを飾る」に人気が集まりました。

葉2

【花】皆の声を反映させた、名前が決定

絵や写真など、実際に何を飾るかをさらに検討した結果、オフィス全体の雰囲気にも合いそうな「ドライフラワー(ユーカリ、アネモネ、ミモザ)」を色違いのスワッグにして各会議室の入口に飾り、その花の名前を会議室の名前とすることが決定しました。

会議室の名前

Googleカレンダーの予約欄でも、それぞれの花の名前で会議室を予約できるようになり、「14時からの会議はミモザです」「ユーカリに集合でお願いします」などの会話が生まれるようになりました。

予約

タネをまいたスタッフの声

タネをまいたスタッフに、取り組みの感想を聞いてみました。

会議室は皆で使うものだからこそ、自分たちだけの意見だけでなく、皆の意見を幅広く聞いた上で納得いく名前を付けたいという思いで取り組みました。タネをまき、スタッフの皆と一つの形にしていくまでには、悩む場面や互いの認識が食い違う場面もありましたが、納得いくまで話し合い、誰もが納得のネーミングができたことはよい経験になりました。実際に会議室の入り口にスワッグが飾られているのを見ると、無機質だった会議室の雰囲気が和らいだように感じ、気分も上がります。

タネをまき、はたクリ畑の活動に参加したことで、それぞれの意見を聞きながら、最もよい方向を探ることの難しさを感じた場面もあったそうです。しかし、最終的には皆が納得できる形に出来たことが、今後の仕事にもつながる糧になったということでした。

今後の展開

はたクリ畑の活動開始(2020年11月)から一年ほどが経つ中で、先日改めてはたクリ畑をより活性化させていくために、皆で意見を出し合う会を開催しました。その結果、現在は「上田拠点」と「佐久拠点」それぞれ置いている”畑”を、オンライン上で1つにまとめることに。拠点の違いリモート勤務など、どこで働くかにかかわらず、だれもがタネをまきやすく、まかれたタネへの反応が得られやすいのではないかと考えた結果です。今後は、皆がより参加しやすい状況を作ることではたクリ畑の活動を活性化し、各自がさらに楽しんで働ける環境を作っていきます。

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