お腹も心も満たされる「手作りランチday」。コミュニケーションやモチベーションのアップにも

こんにちは、ディレクターの塚田です。
長野県上田市と佐久市にそれぞれの拠点を持つはたらクリエイトでは、各オフィスで隔月に1日程度「手作りランチday」を実施しています。今回は、手作りランチdayの内容や運用方法、この取り組みを行なううえで大切にしていることなどをご紹介します。

手作りランチdayを定期開催

はじめに、手作りランチdayについてご紹介します。

手作りランチdayとは

手作りランチdayとは、オフィスにあるキッチンを使ってスタッフが手作りした昼食をいっしょに食べる取り組みです。調理を担当するスタッフが、買い物から当日まで準備や調理を行ないます。準備にかかった時間分の賃金を会社が支援し、材料費は参加者全員で頭割りしています。

手作りランチdayの様子1



手作りランチdayを始めたきっかけ

会社に併設している託児所の保育士の一人が栄養士・調理師の資格も保有しており、「資格や経験を活かした取り組みをしたい」という声があがったことがきかっけです。はたらクリエイトでは、託児所を利用している子どもたちは昼休みに母親の元へ戻り、社内で親子いっしょに昼食をとっています。食育やスタッフ同士のコミュニケーションになりそうだと考え、2019年5月の全体会の「みんクリミーティング」で保育士から提案があり、実施が決まりました。
 

手作りランチdayの運用方法

手作りランチdayをどのように運用しているかをご紹介します。

(1)調理担当を決める

手作りランチdayの調理担当は、立候補制で募っています。拠点ごとに調理担当者用のChatWorkグループを作り、複数いる調理希望者の中から、次回は誰が担当するかを相談して決めています。業務のスケジュールを最優先にするため、無理のない範囲で継続していくことを大事にしています。

(2)予算と時間に合わせたメニューを考える

会社から調理担当の準備時間分の賃金が出ることもあり、手作りランチdayの準備や調理にあてられる時間は1人あたり3時間、調理担当は2名までというルールがあります。材料費の計算や買い物、調理の後片付けと精算までの時間を含むため、時間管理能力もポイントのひとつです。また、みんなが参加しやすいように「集金する材料費は1人500円までに納める」という決まりも設けているため、メニューを考えるときには材料費を意識しています。

(3)準備・調理をする

メニューが決まったら、ChatWorkの情報シェア用チャンネルにて開催日とメニュー、申込みフォームを広報します。その後、参加希望者の人数にあわせて材料を用意し、当日の午前中に調理し、昼休憩までに間に合うよう準備を進めています。
参加希望人数が多い場合、2名の調理担当だけでは準備が大変だと感じることもあるため、必要に応じて参加者にも少しずつ力を貸してもらったこともありました。以前、豚汁を作るときは各自が「お椀1杯分の切った野菜」を持参することで、短時間で味が染みた豚汁が完成しました。

手作りランチ


(4)集金後、食事を楽しむ

昼休憩の時間になると、事前にお知らせされた参加費を持ってスタッフがキッチンに集まってきます。集金の手間を省くため、受付名簿に参加者自身がチェックをし、参加費は用意しておいた箱の中へ投げ銭制にしました。調理担当と参加者、託児所から戻ってきた子どもたちといっしょに同じ食事を味わうと、普段とは違った特別なランチタイムになります。

手作りランチdayの様子2
手作りランチdayの様子3


(5)みんなで後片付けをする

食事が終わった人から洗い物などの後片付けを行ないます。自分の使った食器だけでなく自然とボウルや鍋などの調理道具もさりげなく洗う人、洗い終わったものを布巾で拭く人、食器や調理道具を棚に収納する人が多く、みんなで気持ちよく後片付けできるところが素敵だと感じました。業務面だけでなく、プライベートでも自分から周りの人のために行動できる姿を見ると、改めてよい環境で働いていると実感します。最後に、調理担当者は参加費の合計や材料費を計算し、立て替え分の金額を精算して終了となります。


手作りランチdayで大切にしていること

手作りランチdayを運用していくうえで大切にしていることをご紹介します。

一体感

普段はお弁当を持参したり近くのお店で購入したものを食べたりと、ランチメニューはスタッフによってさまざまです。手作りランチdayでは、ランチを希望したスタッフみんなで同じ食事を味わえるので、味付けや調理工程などの話題で盛り上がります。スタッフだけでなく、託児所を利用する子どもたちも「お友達と同じご飯が食べられて楽しいね」と話しながら食事をとる様子を見ると、自分の子どものように和みます。また、普段は家庭で料理を担当しているスタッフが多いので、「人から作ってもらったご飯は特別においしい」という声があちこちから聞こえてきました。

公平さ

手作りランチdayの運用するにあたり、誰かの負担になっていないかというポイントも大切にしています。当日のメニューは簡単なものを1品でも十分なので、調理をやってみたい人が時間や予算などのできる範囲で楽しく作ることを意識しています。食べる人たちにも気軽に参加して欲しいので、「手作りランチdayだから申し込まなくちゃいけない」という訳ではないことを新人スタッフにも伝えていきたいと思いました。

手作りランチdayのモットー



スタッフの声

はたらクリエイトのスタッフに、手作りランチdayについての感想を聞いてみました。
 

<手作りランチを食べたスタッフの声>
●手作りランチdayでタコライスをいただきました。持参したご飯の上に、用意してくれた具をビュッフェ形式で乗せていったのですが、お店でランチを食べている雰囲気も味わえて楽しかったです。(Tさん)
●バレンタインの時期に作ってもらったチョコレートチーズケーキがとっても美味しくて幸せでした。午後からのやる気につながりました。ご馳走様でした。(Mさん)
<調理を担当したスタッフの声>
●市販のルウは使わないキーマカレーとマリネを作りました。自宅でいつも作っている料理ですが、スタッフのみんなに喜んで食べてもらえたので嬉しかったです。(Kさん)
●一緒に働く仲間と温かい食事を食べられることに喜びを感じています。普段は短時間でサッと昼食を済ませて仕事に戻っていくスタッフもいるなかで、手作りランチday当日はみんながゆっくり昼休憩をとっている様子も嬉しいですね。(Cさん)

ランチを作る側、食べる側どちらも手作りランチDayを楽しみにしているようです。私も次回は調理担当として牛丼とスープを計画中。みんなといっしょに楽しく食べる日が楽しみです。

チョコレートチーズケーキ



スタッフ手作りのランチで午後からの仕事もより楽しく

手作りランチdayは、栄養士・調理師の資格保有者である、はたらクリエイト託児所の保育士の一言から生まれました。調理に関する資格や経験がないスタッフでも、「みんなと楽しく食事をしたい」という思いから、作り手となって取り組みを盛り立てています。手作りランチdayの実施を通して、スタッフ同士のつながりが強くなったように感じました。
現在、新型コロナウイルスの流行により、スタッフのほとんどが在宅勤務をしているため手作りランチday休止中ですが、落ち着いた頃に再開できることを願い、今後も継続していけたらと考えています。
 

ともに成長するチームをつくるbanso.(旧hatakuri.)を運営する「株式会社はたらクリエイト」の詳細は、こちらのアニュアルレポートをご覧ください。

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