肩書を変更し、共同代表制を導入します! ~「肩書」という固定概念を超えた、一人ひとりの強みに基づく役割を大事にしたい 〜

こんにちは。井上です。
今回、肩書を変更して、共同代表制を導入することにしました。

これまで『代表=会社を牽引する人』という肩書に対する強い固定概念があることに違和感を覚える機会が多々あり、今回の肩書変更によって役割を複雑にすることで、「従業員をはじめとする関係者一人ひとりと共に創っている会社であること」を伝えたいと考えました。

肩書の変更について社内に報告した動画を書き起こして、ほぼそのままの内容をブログ記事にしています。ぜひ最後までご覧ください。

▼プレスリリース

今回、はたらクリエイトの取締役の役割を変更することになりました。今までは、私(井上)が代表取締役、高木・柚木が取締役だったんですが、2022年3月から井上と高木が共同代表取締役、柚木は引き続き取締役CMOという体制でやっていきます。

取締役3人の肩書の表

はい。そして井上さんは「CSIO」に変わりましたね。これは何の略称でしょうか?

「チーフソーシャルイノベーションオフィサー(Chief Social Innovation Officer)」の略で、社会的なことを変革していくオフィサーということで。ちょっと名前負けしないように頑張らなきゃいけないですね(笑)。

そうですね。壮大ですけど、クリエイトしがいがある(笑)。今回の変更の意図についても話していきましょうか。

はい。今まで「代表取締役」ってなんか会社のすべてを担っているというか、やっぱり「全部社長が…」って見られることも多くて。それが一般的にわかりやすいからそういう説明をされることもあると思うんですけど…僕も取材を受けたり色んな人と接したりするなかで、違和感を覚えたこともあって。

これまで高木・柚木とバランスを取りながら作ってきたし、もちろんメンバーやクライアント・関係者のみなさんがいてこそここまで来れていて、全員で創ってきたのがはたらクリエイトだなって。

今回「共同代表制」というかたちで少し見せ方を変えてみることで、もっと「はたらクリエイト」という組織を想像してもらうきっかけになればいいなと思っています。

企業って、一般的にシンプルにして効率化していくものなんですけど、より複雑にしていくことで気づくこともあるのかなと。

そうですよね。もともと「はたらクリエイト」という社名も、託児の保育士たちも含めて考えた社名なので、そういった多様な人と話し合いながら創ってきたからこそ、こういったカルチャーができてきたというのも、はたらクリエイトの特徴なんじゃないかなっていうのも、思いますね。

うん。だから、いずれは共同代表が10人とかにもなるかもしれないよね(笑)。

そうですね(笑)。これからCxOが増えていくのもいいですよね。

やっぱり組織の形態って一つじゃないし、今はそれがベストな感じがしますけど、来年はまた変わってるかもしれない。そうやって、形を変えていけるっていうのも、はたらクリエイトだなと思いますので。

うん。仕事内容の肩書きもあれば、一人ひとりの「あり方」を表現するBEの肩書きも、あらためてフォーカスしていけたらといいなと思います。
一度、ここまでの要点をまとめておきましょうか。

取締役の肩書き変更の意図

はい。ここまでの流れで気づいたかもしれないんですけど、社内の役割は全然変わらないですね。ただ社会に届けたいメッセージって変わるので変更します、と。

そして届けたいメッセージをまとめると、「はたらクリエイトはこれまでみんなの力で創ってきた会社である」こと、「今後も一人ひとり個性(まだまだ溢れ出ていない部分も含めて)にスポットライトを当てて、いかし・補い合いながら組織をつくっていきたい」いう二つになるかなと。

先ほど井上さんも言ってたように、まだまだ世の中には「肩書き=こういう人」といった固定概念やバイアスのようなものもあるので、あえて見せ方を複雑にすることで、「どんな役割分担してるんですか」っていう問いをもらえたら嬉しいなと思っています。

それに対して、「これって本当に私たちだけではできなくて、いろんな人がいて、こうやって成り立ってるんですよ」っていうように、一人ひとりに目が向くきっかけできればいいですね。

そうですね。あとはもう、「とりあえずやってみよう」「変化を楽しもう」。そして何か問題があれば「disagreeをagree」していきましょう。(※はたらクリエイトの「VALUE」)

ミッション・ビジョン・バリュー

はい。まさにはたらクリエイトの「VALUE」を体現しながら、まずは実験的に取り組んでみて。やっていく中で「ちょっとわかりづらいな」「これだとやりづらいな」という声が出てきたら、また一緒に話し合いながら創っていけたらなと思ってます。

では最後に柚木さんも一緒に一言ずつ、抱負を伝えていきましょうか。

それぞれ一言

私は「共同代表取締役CSIO(チーフソーシャルイノベーションオフィサー)」なので、社会課題に対してイノベーションを起こしていくこと。今までもこの移住支援や、子育て中の女性の社会復帰支援というような課題に焦点を当てて、何かを起こしていくというのが私の得意分野でもあるし、私がやりたいところでもあると思ってるので、そこにより特化して、新しいものを生み出せるように頑張っていきたいなと思っています。

今回私は、共同代表というところを頭につけて、引き続きCEmO(チーフエンパワメントオフィサー)と名乗らせてもらっています。エンパワメントは「持っている力を発揮する」「権限委譲」というような意味があります。私がやれることは、いろんな人たちからお仕事のきっかけになるような種をもらってきて、それを皆さんに役割としてお渡ししていくところかなと思っています。

なので、皆さんが日頃考えてることや思い、こういうこと取り組んでいきたい、こういうことが好きだということをどんどん聞かせてもらって、そこからまた皆さんが力を発揮できるような役割分担っていうのを一緒に考えていけたら嬉しいです。

僕は肩書き変わらずで取締役CMO(チーフマーケティングオフィサー)をやらせていただきます。実は今回、共同代表制にするにあたって「共同代表になるか」と打診されたんですけど、僕はそこでならない選択をしていて。やっぱりマーケティングが好きだし、面白いし、そこに一番の軸を置いておきたいという思いがあって、今回はならないという選択をしました。

なので、引き続きはたらクリエイトが生み出していくものや、今回の共同代表制に踏み切った理由などについても、マーケティングや広報目線で世の中とコミュニケーションを取っていきたいなと思っています。

今後とも、はたらクリエイトをよろしくお願いいたします!

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