クライアントへの理解を深める「クライアント紹介リレー」。きっかけや運用方法を紹介

こんにちは、マネージャーの小林です。
はたらクリエイトでは、クライアント企業様について、月に1社ずつリレー形式で紹介していく「クライアント紹介リレー」を実施しています。今回は、「クライアント紹介リレー」をはじめたきっかけや、運用するときの工夫についてご紹介します。

クライアント紹介リレーとは

「クライアント紹介リレー」とは、お取引いただいているクライアント企業様について、担当スタッフが毎月の全体会で順番に紹介していく取り組みです。紹介は月に1社ずつ、10分ほどの時間を設けて行っています。

クライアント紹介リレーについての図


クライアント紹介リレーをはじめたきっかけ

クライアント紹介リレーは2019年7月から開始しました。はじめたきっかけは、主に2つあります。

サービスビジョンの体現

「リモートチームサービスbanso.(旧hatakuri.)」では、「共に成長するチームを作ろう」というサービスビジョンを掲げています。そこで大事にしているのが「共に”その先”を目指すこと」「期待をちょっと超え続けること」「”人と人”で仕事をすること」です。

それを日々の業務で意識・体現するために、まずは私たち一人ひとりがクライアント企業様についてきちんと理解する必要があります。「情報をまとめて社内で発表する」という過程を通して、理解を深め、クライアント企業様とのチーム意識やエンゲージメントを高めていくことを目的としました。
 

スタッフで共有しあうことで相乗効果を生む

現在「リモートチームサービスbanso.(旧hatakuri.)」では、約25社のクライアント企業様と、60以上の案件を取り組ませていただいています。スタッフそれぞれの業務内容が異なる中で「それぞれがどんな仕事をしているのか知りたい」「課題感などを共有しながら、より改善していきたい」といった声がスタッフの中から生まれるようになりました。

別の案件の発表を聴くことで、サービス全体への理解も深め、お互いが協力し合いながら、クライアントへの提供価値をより高めていく関係性がつくりたいというのも目的の一つです。
 

クライアント紹介リレーの運用方法

クライアント紹介リレーを運用するうえでのルールやポイント、基本的な流れを紹介します。
 

紹介する内容

チームによって紹介内容のバラつきがないよう、以下の5つを基本項目としています。
 

①会社概要

クライアントの会社の事業内容や所在地、従業員数などの基本情報に加えて、掲げているミッションやビジョンなど、会社として目指していることも伝えてもらいます。
 

②はたらクリエイトとのご縁

お取引がはじまったきっかけは、「お知り合いからのご紹介」「HPからのお問い合わせ」など、クライアント企業様によってさまざまです。また、なぜ「リモートチームサービスbanso.(旧hatakuri.)」を使っていただくに至ったのか、そのポイントや当時の課題感なども伝えています。私たちはこれを「ご縁」と呼び、クライアント企業様とのつながりを大切にしています。
 

③業務内容

はたらクリエイトのスタッフが、クライアント企業様の事業領域のなかでどのような部分を担っているのか、大まかな業務内容やフロー、使用しているツール、工夫していることなどを伝えてもらいます。
 

④ご担当者様の紹介

普段やり取りしているご担当者様をお写真やアカウントアイコンとともに紹介しています。WEBミーティングなどでの印象のほか、クライアントのホームページ等に掲載されているインタビュー記事を参考にさせていただくこともあります。
 

⑤仕事のなかで感じたこと・これから目指すこと

お仕事を進めるうえで感じてきた「おもしろさ」や「成長」「課題感」についてまとめ、今後チャレンジしていきたいことについても紹介してもらいます。

業務のおもしろさと得られるものについて


紹介資料作成の時間

打ち合わせからスライド作成までの発表準備に使う時間は、社内研修の時間として設定し、スタッフひとりにつき1時間というルールを設けています。チーム全体での打ち合わせ以外は役割分担をして各自が時間の範囲内で行うなど、工夫しながら進めることで時間管理マネジメントのスキルアップにつながります。

全体会での紹介の仕方

全体会で発表する際、スライドの操作も含め全て担当チームで進行してもらいます。発表中、聞いているスタッフからは、自身の業務との違いに思わず「へぇ~」と感嘆の声が上がることも。聴き手の反応があることで発表するスタッフはより想いをこめて語ることができ、自信にもつながっているように感じられます。

全体会での発表


次に紹介する(バトンをつなぐ)クライアント企業様の決め方

はたらクリエイトの業務は大きく分けて、ライティング業務とオペレーション業務の2種類があります。できるだけ視野を広げるために、ライティングとオペレーションが交互になるよう、次に紹介するクライアントを決めてもらっています。

発表後の資料の共有方法とセキュリティルール

発表後の資料はそのままにしておくのではなく、社内の共有ドライブにまとめて保存しています。セキュリティ面でのルールとして、見聞きした情報や資料の社外秘を徹底しています。作成した資料は、新たに加入するスタッフが企業理解を深めるために読み込むなど、スタッフの早期立ち上がりにも役に立てています。

スタッフの声

クライアント紹介リレーを行ったスタッフの声をご紹介します。
●普段から「クライアント企業様のチームの一員として何が求められているのか」を意識して仕事に取り組んでいるので、他のスタッフにわかりやすく伝えるための資料作りもスムーズに進めることができたと思います。(Oさん)
●クライアント企業様のプロダクトや、私たちが担っている役割について、改めてチームメンバーで整理して落とし込むことができて、社内スタッフの意識統一にもつながりました。(Aさん)
●自分が担当しているお仕事について社内に共有することで他のスタッフから「すごいことをやってるね!」と認めてもらえたのも、自信ややりがいにつながりました。(Hさん)


まとめ

リモートチームサービスのビジョンである「共に成長するチームをつくろう」の体現を目的とした「クライアン紹介リレー」。開始してから約1年間、順調にバトンがつながり、これまでに10社以上が紹介されています。

業務を振り返ったり紹介資料をまとめたりする過程で、クライアント企業様に対する自分たちの役割の再認識、成長に気づいて自信につながるなど、ポジティブな効果も生まれているようです。今後も、クライアント企業様のチームとして、より提供価値を高めていけるように取り組みを続けていきたいと思います。

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